Tetsuji Taiyaki

たい焼きときくとある歌が頭の中に流れますが、日本で売り上げ枚数が最も多いシングル盤として今も語り継がれています。 たい焼きの形状は魚の鯛を模していて、その中に餡子が入っているところは昔から変わりません。 この形にした理由にはいろいろと語られていますが、日本人にとって鯛は特別な魚です。 おめでたいという言葉にあやかって考案されたという説もあり、この形の方が売れるからということなのでしょう。 今では様々な形状のたい焼きが販売されています。中身もあんこだけではなく、クリーム、チーズ、抹茶、チョコレートなどたくさんの種類の味が人気です。

たい焼きの焼き方 たい焼きには、大きく分けて「一匹ずつ焼き上げる焼き方」と「複数匹を一気に焼き上げる焼き方」の2種類があります。 一匹ずつ焼き上げる焼き方は「一丁焼き」や「一本焼き」、「天然物」と呼び、一方の複数匹を一気に焼き上げる焼き方は「連式」や「養殖物」と呼びます。 重たい鋳物を一つずつひっくり返しながら焼かなければならない「一丁焼き」は、手間がかかり、作る側の負担が大きいことから、「連式」での製造が増加傾向にありますが、今もなお伝統の焼き方と味にこだわりを持つたい焼き職人は一丁焼きを行っています。 天然物と養殖物は焼き方の違いだけでなく、たい焼きの皮の焼き上がりや餡への火の通り方も異なり、個人によって好みが分かれます。